082『予防』はみんなを守る!!illust250_thumb
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感染症や寄生虫の定期的な予防は動物自身の体を守るだけでなく、
ほかの動物に病気が蔓延するのを防ぐためにも大切なことです。
予防はみんなを守る社会のマナーです☆

012ノミ・ダニ予防008line

ノミやダニは体の表面に寄生して、かゆみや炎症の原因になるだけでなく、
重大な病気を引き起こす恐れもあります。

☆ノミが引き起こす病気って?
・ノミアレルギー性皮膚炎
  
激しいかゆみや湿疹、脱毛などが現れ、治りにくい皮膚炎です
・瓜実条虫(サナダムシ)
  
下痢や嘔吐の原因になります。条虫の卵を宿したノミを犬や猫が食べてしまうことにより
  寄生します

・猫ひっかき病
  
感染した猫に人間がひっかかれるとリンパ節が腫れて頭痛や発熱を起こすことがあります 

☆室内で飼っていても安心できない?
近所を散歩させただけでノミが寄生してしまうことも、人間が外から持ち帰ってしまうことも
あります。また、ノミが繁殖するには気温が13℃以上あれば十分なため、家の中はノミに
とって一年中快適な場所なんです!

☆マダニが引き起こす病気って?
・犬バベシア症
  
バベシア原虫が犬の赤血球を破壊します。貧血、発熱、黄疸などがみられ、死に至ることも。
・猫ヘモバルトネラ症
  
ヘモバルトネラという細菌が原因となり、貧血、発熱、元気消失などの症状が出ます
・ライム病
  
人間にも感染します。皮膚症状、神経症状、関節炎などがみられます

☆マダニは寄生する機会を待ち構えてる?
マダニは草や木に登って、寄生する機会を待ち構えています。散歩中の動物が通りかかると、
大ジャンプをして飛びつくんです!野山や河原だけでなく、街中の公園にも生息しています。

☆予防薬はどんなもの?
ノミ・ダニの駆除薬には直接皮膚にたらすスポットオンタイプのものや内服する錠剤があります。
月1回の簡単投与で予防できるんです

012フィラリア予防008line

☆犬フィラリア症って?
フィラリアとは蚊によって媒介される寄生虫で、犬の心臓や肺動脈の中に寄生します。
大きくなると30cmにもなる細長い線虫です。感染した犬の血を吸った蚊が別の犬の血を
吸うことによって感染します。感染すると心臓の弁膜障害や血液の悪循環などで全身の
機能に影響を及ぼします。

☆どんな症状が出るの?
咳、呼吸が苦しそう、食欲・元気がない、おなかが膨らんできた、尿が赤い、といった症状が
見られたらすぐに相談してください。場合によっては命にかかわる恐ろしい病気です

☆予防薬はどんなもの?
体内に入り込んだフィラリアの幼虫を翌月に駆除する薬です。錠剤や粉剤、チュアブルタイプの
薬があります。蚊が出始める4月頃から、見かけなくなってからひと月後の12月頃まで
毎月かかさず飲むことが大切です。

☆検査は毎年必要?
体の中にフィラリアがいるのに予防の薬を飲むと、ショック症状などを起こす可能性があります。
それを防ぐために検査がいります。

012混合ワクチン008line

生まれてからしばらくは母親から譲り受けた免疫(移行抗体)で感染症から守られます。
しかしこの免疫は徐々に消失し、病気に対して無防備になってしまいます。
この時期にワクチンを接種することで免疫機能をつくります。
移行抗体をもっている間はワクチンを打っても効果が得られないため、時期をみながら
2〜3回のワクチン接種を行います。
それ以降は年1回の追加接種により、免疫を持続することができます。

neko_1<ねこちゃんのワクチンで予防できる病気>
猫ウイルス性鼻気管炎
 ヘルペスウイルスによる感染症。クシャミ、咳、鼻炎や結膜炎を起こし、高熱で食欲が
 なくなります。鼻水と涙で顔がくしゃくしゃになります。
猫カリシウイルス感染症候群
 クシャミ、鼻水、発熱などの症状から、進行すると舌や口の周辺に潰瘍ができることもあり、
 急性の肺炎を起こして死亡することもあります。
猫汎白血球減少症
 パルボウイルスが病原体の、白血球が極端に少なくなる病気。高熱、嘔吐、食欲不振、
 下痢による脱水症状が起きます。1日で死に至ることもある恐ろしい病気です。
クラミジア病
 クラミドフィラフェリスによる感染症。結膜炎、鼻水、クシャミ、咳が見られ、
 肺炎を起こすことも。人間に感染する可能性もあります。
猫白血病ウイルス感染症
 白血病やリンパ腫などの血液のガン、貧血などを起こします。感染することによりいろいろな
 病気に体する抵抗力を弱めてしまいます。感染から発病までの期間に、ウイルスを唾液中に
 排泄して他の猫にうつしてしまいます。

bee_icon01<わんちゃんのワクチンで予防できる病気>
犬ジステンパー
 発熱、下痢、神経症状などが起こります。特に子犬では死亡率が高く、治ってもいろいろな
 後遺症に悩まされる、怖い病気です。
犬伝染性肝炎
 アデノウイルスによる感染症で、嘔吐や下痢、食欲不振などが起こり、目が白く濁ることも
 あります。突然死することもある恐ろしい伝染病です。
犬アデノウイルス2型感染症
 熱、食欲不振、クシャミや鼻水、乾いた咳がみられ、肺炎や扁桃炎を起こします。
犬パラインフルエンザ
 咳や鼻水、扁桃炎を起こします。アデノウイルスなどの他のウイルスや細菌との混合や
 二次感染が起こりやすく、「ケンネルコフ」と呼ばれる犬のカゼ症候群を引き起こします。
犬パルボウイルス感染症
 血液の混じった激しい下痢や嘔吐を起こします。伝染力が強く死亡率も高い非常に
 恐ろしい病気です。
犬コロナウイルス感染症
 嘔吐、下痢、脱水を起こします。パルボウイルスと混合感染すると症状はいっそう
 重くなります。
犬レプトスピラ感染症
 細菌によって腎炎や肝炎が引き起こされる、人と動物共通の伝染病です。
 コペンハーゲニー型、カニコーラ型、ヘブドマディス型などの種類があります。

スクリーンショット 2012-07-19 14.27.04<フェレットの感染症予防>
フェレットも様々な感染症にかかる可能性があり、フィラリアやジステンパーを
予防する必要があります。
ジステンパーのワクチンは獣医師にご相談下さい。


<ワクチン接種後の注意点>
 ・ワクチン注射当日は安静にし、注射後2〜3日は激しい運動やシャンプーは避けましょう
 ・まれに、アレルギー反応で嘔吐、下痢、顔のむくみやかゆみがみられたり、
  けいれんや虚脱、接種部位の腫れなどを起こすことがあります。異常が見られたらすぐに
  病院へ連絡してください。
 ・ワクチン注射後しばらくは免疫が十分できませんので、散歩や他の犬・猫との接触は
  避けましょう。

012定期健診008line
投薬やワクチンで予防できる病気だけでなく、その他の疾患も、定期的な健康診断によって
早期発見し、重症化を防ぐことができます。健康診断も、大事な病気予防のひとつです。

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  「予防」で安心と健康を!!
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