v01健やかで幸せなくらしを ハムスター

■住まい…ハムスターが元気で安心して過ごせる家をつくりましょう

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適した床材
 綿や布は爪や足がからまって怪我をする危険性があります。
 市販のウッドチップは入手しやすく、保温性や吸水性にも優れていますが、
 パインチップなどの針葉樹製はアレルギーを起こす可能性もあります。
 牧草は入手しやすく安全性もありますが吸水性があまりよくないので、
 たっぷり敷き詰めてあげましょう。

 ●梅雨対策
 ハムスターは蒸し暑さや湿気が苦手です。除湿器を使う、風通しを良くするなど、
 温度・湿度管理をしましょう。
 ハムスターに適した湿度は50-60%です。(エアコンや扇風機の風は直接当てないように。)
 また、梅雨〜夏は
皮膚病コクシジウム症なども発症しやすいので、掃除をこまめに行ない
 清潔に保ちましょう。

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種類や個性に適した住まい
 ゴールデンハムスターは複数飼育ではけんかをしやすいので、単独で飼育しましょう。
 ジャンガリアンハムスターは複数飼育が可能ですが、オスはなわばり意識が強くけんかになる
 可能性があります。メス同士でも、相性が悪い場合は注意が必要です。

■ごはん…エサ選びはハムスターの健康のためにとても重要なもの。

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ペレットを主食に
 ハムスターに必要な栄養成分をバランスよく配合したペレットを与えましょう。
 エサの量はゴールデンハムスターなら1日に10~15gが目安です。
 
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ひまわりの種はあげすぎ注意
 
ひまわりの種はハムスターの大好物。食欲のないときや、コミュニケーションの手段として使えます。
 しかし種子類は脂肪分が多く肥満のもとになります。
 ペレットを一緒にあげていても好きなものから食べてお腹いっぱいになってしまい、
 栄養が偏ることも考えられるます。与え方に気をつけましょう。

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動物性タンパク質も補助
 野生のハムスターは昆虫などの動物性のエサも食べます。ゆで卵の黄身やペット用として
 売られている煮干しやチーズ、ミルワームなどをたまにあげてもよいでしょう。 

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食べさせてはいけないもの
 人間のお菓子(クッキーなど)は糖分や脂肪分が多く肥満や内蔵疾患の原因に。
 チョコレートは中毒を起こす成分が含まれています。
 ネギやタマネギも有害成分を含みます。
 牛乳に含まれる乳糖は分解できないため、下痢を起こしてしまいます。



■コミュニケーション

 ●わしづかみにしないで。
 上からわしづかみにされると強い恐怖心を抱いてしまいます。
 両手ですくうように持ちましょう。
 また、冬場など、ハムスターを持つ手が冷たくないか注意しましょう。

 ●ハムスターの体内時計は優秀です。
 遊ぶ時間は決めておきましょう。ハムスターは夕方から夜にかけて行動する動物です。
 寝ている時間や気まぐれな時間に遊ぶのはやめましょう。

 ●遊び場は住み家の中。
 ハムスターを部屋の中に出していると、踏む、ドアに挟む、家具の隙間に入ってしまう、
 電気コードをかじる、といった事故の危険があります。住み家の中が安心できる場です。


v01ハムスターの病気

不正咬合
<原因・症状>
金網のケージ等を常にかじることで歯根部に炎症が起こり歯が変形したり、カルシウム不足や柔らかいものばかり与えて歯が削れないといった原因でかみ合わせが悪くなり、ひどくなると伸びた歯が歯肉や皮膚に刺さってしまいます。
<治療・予防>
傷ついた部位は消毒し、感染を防ぐため抗生剤を投与します。伸びた歯を定期的に切ることが必要です。
栄養不良にならないよう、また柔らかいものばかり食べさせないようにして予防しましょう。

皮膚疾患
・ニキビダニ
<原因・症状>
ニキビダニは全身の皮脂腺や毛包にいますが、ストレスや免疫力の低下、臓器の疾患等が原因でニキビダニが増殖して脱毛や炎症を引き起こします。

<治療・予防>
外用駆虫剤や内服薬で駆虫します。発症の原因となっている疾患があればその疾患を治療します。


・アレルギー性皮膚炎
<原因・症状>
スギのチップはアレルギーを起こすことがあります。耳や内股、鼻等に赤みを帯びた炎症を起こし、痒みを伴います。

<治療・予防>
痒み止めや抗生剤を投与します。原因がスギのチップと考えられればポプラ等の広葉樹のチップに変えます。

マイボーム腺腫
<原因・症状>
眼瞼の内側にあるマイボームという分泌腺が炎症を起こしたり分泌物が詰まったりして腫瘤ができます。

<治療・予防>
外科的に切除する方法や温存療法も考えられます。

そのほかにも様々な病気があります。適切な予防、早期発見・治療で病気から守りましょう。
気になる症状があれば早めに診察しましょう。